じっくりやりたい 方の学習法
いつから対策を始めるか
「公務員試験対策をいつから始めたらいいか」という質問をよく受けます。
民間企業の就職活動は大学3年生から実施することが多いかと思います。一方、公務員試験対策は6カ月あれば十分可能です。
しかし、筆記試験で確実に合格点を取るためには、早めに対策を開始することをお勧めします。問題の解く量に合否は比例するからです。
あわてずじっくりやりたいという方は次のスケジュールを参考にしてください。
対策スケジュール
教養試験対策
基礎期
公務員試験は独特の問題が出題されます。教養試験の「知能分野」は解くパターンがあります。この解くパターンをいくつ知っているかが、得点力の差につながります。
また、専門科目は大学で学習しない方も多いです。早めに準備をしておくと合格可能性が高まります。
1.教養試験(知能分野)を早めに学習
知能分野(数的推理、判断推理、資料解釈、空間把握)の基礎解法を学ぶ
知能分野(数的推理・判断推理・資料解釈・空間把握・文章理解)
数的推理、判断推理、資料解釈、空間把握は、考えて解く問題で解き方を知っているか否かで極端に差が出る科目です。他に文章理解がありますが、これは要旨把握などでそれほど差は出ない科目です。
→ Web講座(教養試験対策 基礎講座) 知能分野25コマ 1コマ80分〜90分
2.教養試験(知識分野)は後でもOK
知識分野(社会科学、人文科学、自然科学)のうち得意な科目から重要論点を知る
知識分野(社会科学・人文科学・自然科学)
社会科学:政治・経済・社会・時事
人文科学:日本史・世界史・地理・思想・文芸
自然科学:数学・物理・化学・生物・地学
知識分野は暗記系の問題です。中学〜高校までに学習した科目が出題されます。ただ、頻出項目は限られているので、過去問題をたくさん解いていくと同じようなテーマが繰り返し出題されていることがわかります。
知識対策は直前でも得点能力が伸びる科目です。まずは各科目でどこがよく出題されるのかを知りましょう。
→ Web講座(教養試験対策 基礎講座) 知識分野22コマ 1コマ80分〜90分
応用期
基礎で知能分野の解き方や知識分野の重要論点がわかりましたら過去問題にあたりましょう。試験は五肢択一なので間違いの選択肢の見分け方を知っていると知らないテーマでも得点できるようになります。
過去問題を多く解くことが重要です。制限時間(知能は5分、知識は1分)を設けて練習しましょう。過去問題集を目標試験に合わせて用意すると良いでしょう。
→ Web講座(教養試験 応用講座)知能講座16コマ、知識講座16コマ
→ Web講座 市役所レベル向け演習講座(知能16コマ、知識14コマ)
直前期
受験年の直前期は戦略を立てて学習内容を絞りましょう。
すべての科目を勉強すると時間がかかります。応用期までに得点が可能な科目と得点しにくい科目を見分けて、直前期は得点力がアップする科目に時間をかけていきます。
この時期は過去問題をたくさん解いていきます。
時事問題もこの時期に集中して準備しましょう。社会で話題になっている事柄、制度変更、法改正、最高裁判決などが頻出項目です。
→ Web講座(教養試験 直前講座)知能講座13コマ、知識講座17コマ(準備中)
専門試験対策
専門科目はすべて学習しようとすると時間がかかりすぎますので、どの試験にもよく出題される科目で問題数の多い科目を選択して学習しましょう。点差が出やすいのが経済学(ミクロ経済学・マクロ経済学)と民法です。早めに学習を始めると他の受験者と差が出てきます。
基礎期
①経済学(ミクロ経済学、マクロ経済学)の基礎知識を学ぶ
→ Web講座(専門試験対策 基礎講座) (17コマ)1コマ80分〜90分
②法律学(憲法、民法、行政法)の基礎知識を学ぶ
→ Web講座(専門試験対策 基礎講座)(18コマ) 1コマ80分〜90分
③暗記系の行政科目を学ぶ(政治学、行政学、社会学、社会政策)
→ Web講座(専門試験 基礎講座)(13コマ)1コマ80分〜90分
直前期
過去問題を多く解く時期です。本試験3カ月前くらいから毎日解くようにしましょう。
・市販の専門試験過去問題集を利用する
※一部問題解説動画リンク(YouTube)もついています
→ Web講座(専門試験 直前講座)(30コマ)1コマ80分〜90分
※どの科目から実施すればよいか不明な方は,ご相談ください。学習進度、目標公務員試験にあわせてアドバイスいたします。