上野法律セミナー

時間がない方の対策

試験対策にはどれくらいの時間が必要?

公務員試験対策を始めるときに不安なのが、どれくらい勉強しなければならないかというものです。

ある受験機関では「最低1000時間は必要ですよ」と案内しています。これを聞くと大変な準備が必要なんだと思ってしまいますね。

安心してください。そんなに時間をかけなくても試験には合格できます。逆に時間をかけて対策を打つような試験ではありません。公務員試験は就職試験です。資格試験ではありません。時間をかけなくても合格点をとる方法はいくらでもあります。

効率良く実力をつけるための対策法をお知らせします。

Web講座の選択も合わせて紹介いたします。上級(大卒程度)を基準にしています。保育士・栄養士などの「資格職」を希望する方は、応用講座では「初級演習」を選択してください。

1.試験まで3カ月以上ある方の対策法

3〜4カ月あれば一通りの学習が可能です。知能分野は学習量により点差が離れる科目ですので知能分野の学習からはじめるとよいです。試験前1カ月間は過去問題の演習時間にあててください。

(学習の順番)

①知能分野(数的推理、判断推理、資料解釈、空間把握)の基礎解法を学ぶ

②知識分野(社会科学、人文科学、自然科学)のうち得意な科目から重要論点を知る

③過去問題の演習で5択の解き方を学ぶ

   を選択してください。

得点科目を中心に学習しましょう。点差が出やすい経済学と民法から学習しましょう。試験前1カ月間は過去問題の演習時間にあててください。

(学習の順番)

①経済学(ミクロ経済学、マクロ経済学)の基礎知識を学ぶ

②法律学(憲法、民法、行政法)の基礎知識を学ぶ

③暗記系の行政科目を学ぶ(政治学、行政学、社会学、社会政策の中から選択)

   政治学4コマ、行政学4コマ、社会学3コマ、社会政策2コマ

④過去問題で演習を行う

  ・市販の専門試験過去問題集を利用する

   ※一部問題解説動画リンク(YouTube)もついています

2.試験まで2カ月程度しかない方の対策法

試験まで時間がないので、得点科目を中心にコンパクトに頻出項目のみ学習します。知能分野は数的推理と判断推理、知識分野は社会科学と人文科学を重点に実施しましょう。短期間で合格するためには、過去問題の演習を併用していきます。問題を解きながら頻出項目をチェックしていきます。

(学習の順番)

①知能分野(数的推理、判断推理)の基礎解法を学ぶ

②知識分野(社会科学、人文科学)の演習を中心に行う

③知能分野の演習を中心に行う

※専門試験も含めると、2カ月では対応できないので、専門試験の学習はあきらめ、教養試験のみの区分を選択して受験しましょう。